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育ての親の老婆と二人きりで暮らす少女、リエ。
リエは十歳になったら舟に乗って世ノ河という大河を下り、オボロ様という神様の元へお嫁にいく役目がある。その日を楽しみにして生きてきた。
しかし、ある時、人の言葉を喋る狼と出会う。
「お前ら、騙されているぞ」
狼は警告するが、リエは聞く耳を持たないまま、十歳になった日、大河に流される。
川の流れの先で待ち受けていたものは、世にもおぞましい真実と運命だった。
リエは、自身と故郷の命運をかけた旅に出ることになる。
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
4
外伝
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